ガリ版のカード作り 市総合博物館

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加


gariban1.jpg 小樽市総合博物館(手宮1)は、12月13日(日)10:00~12:00と13:30~15:30の2回、本館実験室で、講座「ガリ版印刷でポストカードを作ろう」を開いた。
 ガリ版印刷は、謄写版(とうしゃばん)の通称で、明治から約30年前まで日本で使われてきた印刷方法のひとつ。ろう原紙をやすり版に乗せて、先端が鉄でできたペン「鉄筆」で文字や絵を書いて原紙を削り、インクを流して紙に印刷する。gariban2.JPG「鉄筆」でろう原紙に文字や絵を書く時に、「ガリガリ」と音がすることから、ガリ版と呼ばれるようになった。
 講座では、佐々木美香指導員が、「謄写版は、堀井新治郎が官職を辞任し、息子耕造も三井物産を退社して、親子で私財を投じて開発した。1894(明治27)年に完成し、官庁や軍部、学校、商社、新聞社などで使われるようになった。以後、20~30年前まで学校などでも使われていた」と解説。
 「鉄筆で強く書くと紙に穴が空いてしまうし、弱いと印刷出来ないので、難しい技術」とアドバイスした。参加者たちは、慣れない手つきで、来年の干支の虎やクリスマスツリーなどの絵に挑戦した。銭函の齋藤剛くん(4)は、「みかんとりんご、テレビ、ゲームを描いたよ。うまく出来たから面白い」と何枚も印刷し、楽しんでいた。