開かずの"望楼"ツアー 金融資料館 2/6・7


nitiginboro1.jpg 金融資料館(日本銀行旧小樽支店・色内1)は、「第12回小樽雪あかりの路」(2/5~14)に併せ、2月6日(土)・7日(日)の2日間だけ、日本銀行で唯一有している”望楼”の見学ツアーを開催する。
 日本銀行旧小樽支店の建物は、赤レンガの東京駅の設計者・辰野金吾とその弟子である長野宇平治たちが設計し、1912(明治45)年7月に完成した。レンガ造りの壁にモルタルを塗った石造り風の外観。銅葺きの屋根とともに銀行建築らしい重厚な印象を与えている。
 2002(平成14)年9月に営業を停止するまで、地方経済の発展に重要な役割を果たした。同年には市指定有形文化財に選ばれた。2003(平成15)年5月からは、金融資料館として無料公開されている。館内一階部分には、日本銀行の歴史や仕事、金融知識を紹介する展示ブースが並んでいる。
 日本銀行の中で望楼を有しているのは旧小樽支店の建物だけ。完成当時は、望楼から小樽港が一望でき、商船の出入り状況を眺めて経済情報を分析していたという。現在は、一般公開されず、開かずの”望楼”となっている。
nitiginboro2.jpg このほど、「狭かったり、警備が難しい問題もあり、観たいという要望があっても断ってきた。しかし、小樽市が力を入れてやっている雪あかりの路の会場の脇に建物を置かせてもらっているので、観たいという要望もあるので、2日間だけ開くことにした」。
 「金融資料館”望楼”ツアー」は、2月6日(土)・7日(日)の2日間。両日とも、1回目10:00~10:30、2回目14:00~14:30、3回目16:00~16:30、4回目18:00~18:30。
 入館無料。各10名程度(先着順)。電話予約が必要。申込み:011-241-5236、011-241-5672 (日本銀行札幌支店営業課)。当日は本人確認出来るものを持参すること。
 応募期間は、1月25日(月)~2月5日(金)9:00~17:00。
 「小樽市による冬の一大イベント『小樽雪あかりの路』で飾られたロウソクの灯りがゆらめく中、かつての商都小樽に想いを馳せてみませんか」と参加者を募っている。
 「金融資料館”望楼”ツアー」のご案内!