ロウソク灯る街 「第12回小樽雪あかりの路」開幕




白い雪に包まれた小樽の街に、ロウソクのやわらかな灯りが静かにともり始めた。2月5日(金)17:00、「第12回小樽雪あかりの路」が開幕した。
小樽運河と旧手宮線をメイン会場として、市内の公園や学校、町内会など約45ヵ所以上で開かれる真冬のイベント。一人ひとりのボランティアが、冬の小樽の街にやわらかいロウソクの灯りをともし、来場者を迎える。
5日(金)17:00から、運河会場の浅草橋街園で、オープニングセレモニーが行われた。雪降る中、関係者たちが、メインキャンドルに点灯し、イベントの開幕を告げた。歌手・浅原富希子さんと”Sea of Grace”によるゴスペル演奏が運河に流れた。
ちょうど結婚式を挙げた台湾の夫婦が、ウェディングドレスとタキシード姿で運河会場を訪れ、ゆらめくロウソクの灯りを背景に、熱いキスを交わしていた。
来場者たちは、雪とロウソクの灯りで幻想的な雰囲気に包まれた会場をゆっくりと散策していた。市内のボランティア団体や企業が製作したオブジェ前では、記念撮影を楽しむ人が多く見られた。
東京の豊岡道昌さん(38)と久保田澄江さん(44)は、「雪あかりの路のために小樽に旅行に来ました。ボランティアさんたちが頑張ってロウソクの灯りをつけてくれて、とてもきれいだと思う。また来年もぜひ見に来たい」と感激の様子だった。
雪あかりの路は、バレンタインデーの14日(日)までの10日間17:00~21:00。多くのボランティアたちが、ロウソクの灯りをともし続け、イベントを支える。メイン会場のほか、町内会や学校、観光スポットなど各所で、雪あかりが行われる。