雪あかりの後は「おたる雛めぐり」 3倍の30ヶ所に拡大


hinameguri.jpg 小樽の歴史を見つめてきた雛人形を訪ね歩く「おたる雛めぐり」(同実行委員会主催)が、2月20日(土)から3月7日(日)まで、市内30ヶ所で行われる。
 家の自慢の調度品や雛人形を飾る「屏風飾り」に学び、「多くの市民の皆様に雛人形を通して小樽の伝統文化や暮らしに思いを寄せることが出来れば」と、2008(平成20)年からスタートした。
 文学館・博物館・喫茶店など5会場からの始まりだったが、2年目には10会場に拡大した。参加店から協賛金を募り、スタンプラリーを開催し、市内外から5,650人が会場を巡った。
 3年目の今年は、参加店が3倍の30ヶ所に拡大。博物館・文学館、桜陽高校、田中酒造、ホテルノルド小樽、北一硝子、洋菓子店あまとうなど、観光・学校・飲食・ホテルなど多種多様な施設が参加する。
 大女将85歳が子供の頃から大切にしてきたお雛様、大正末期の雛人形、昭和の七段飾りなど、明治・大正・昭和の自慢の人形を展示する。100万円の硝子雛、七段飾り”雅”の展示もあり話題が広がっている。
 お雛様の前で抹茶と和菓子の無料サービス、美容室での爪磨きや記念撮影など、様々なイベントを企画している。
 同実行委では、今年もスタンプラリーを続け、5ヵ所、10ヶ所、20ヵ所、30ヵ所など4コースを用意。抽選で30名に景品を出す。スタンプの数が多いほど、景品のランクアップも。
 「雪あかりの路が終わり、大きなイベントがない時なので、市民の方をはじめ、市外の方もぜひ観光に寄っていただきたい。会場を回りながら、ゆっくりご飯を食べたり、個人で日帰りツアーを作ることが出来るので、小樽で時間を使ってもらいたい」(同実行委)としている。
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