絵本で触れる小樽のまち 青年経営者懇談会


rekisiehon.jpg 一般社団法人北海道中小企業家同友会しりべし・小樽支部の青年経営者懇談会(温井俊行世話人代表)は、2月1日(月)、小樽歴史絵本「おたるものがたり1 ぼうはていとうみのまおう」を発刊した。
 温井さん(40)は、「4年前に招かれた石川県の若者たちとの交流会で、自分より10歳以上若い青年たちから、石川県の地元の歴史について話してもらったのに対し、自分たちは小樽の歴史について全く語れなかった」と、2年間、小樽の歴史の勉強会を開いた。
 これを機に、「自分たちが勉強して知ったことを、小樽の子供たちに伝えたいと思った。小学生のうちに絵本を通して小樽のまちの歴史に触れることで郷土愛を育んでもらえるし、読み聞かせする保護者の方にも浸透させることが出来る」と、絵本作りを始めた。
rekisieho-page.jpg 第1弾は、小樽港の北防波堤を設計した廣井勇の物語。工事中に押し寄せた大波(うみのまおう)と戦う廣井が、防波堤の上で「カチカチ」に凍るという、ユニークな話も盛り込まれている。可愛らしい絵とストーリーは、同懇談会のメンバーのオリジナル。
 「小樽市ふるさとまちづくり協働事業」の助成金30万円と後志管内の企業からの協賛約25万円の計55万円で600冊発行した。このうちの222冊を市内の幼稚園・保育所・小学校に寄贈した。来年は北前船、再来年は鉄道の話を絵本にする予定。
 1冊1,000円(税込)で販売する。問合せ:0134-25-9191