予算特別委始まる 市議会第1回定例会


 新年度予算や21年度補正予算を審議する市議会第1回定例会の予算特別委員会(横田久俊委員長)が、3月4日(木)から始まった。
 各会派から、高額療養費の未請求問題や過疎法指定、重点分野雇用創出事業などについて質疑が行われた。
 自民党・成田晃司委員は、過疎法指定について、「イメージは悪いが、病院や体育施設、学校などに過疎債を有効に使ってもらいたいが」と質した。
 山田勝麿市長は、「函館や釧路も、過疎の市町村と合併したことで過疎地域に指定される。津田の市長は、過疎債を使って200億で病院を新築出来ると話をしており、いいなと言っていた。過疎債は有効に使いたいと思う。なんたって病院に大いに活用させてもらってどんどん使っていきたいが、将来の償還もあり、学校やプールの建設もあるので、状況を考えていきたい」と答えた。
 民主市民連合・佐々木勝利委員は、「今年は国勢調査の年だが、前回の国勢調査の時よりも人口が減っているが」と質問。
 山﨑範夫総務部長は、「昭和38年から小樽市の人口が減り、いろいろ対策をやっているが、効果を含めても人口減少が進んでいる。一時期は年間1,000人だったが、2,000人ぐらい目減りしている。企業誘致や、雇用に力を入れているが、特効薬がない。人口問題は大事な課題なので議論を進めたい」と答弁。
 平成会・大橋一弘委員は、「水族館の新館構想に動きがあるのか」と質問。
 佐藤誠一観光振興室長は、「12月をメドにある程度基本構想をまとめて発表すると聞いている」と答弁。市長は、「私が社長をしていた4年前、新しい水族館をどうするか研究しろと指示を出した。方向性は出ているが、あとは資金や場所がネックになっている」と述べた。
 予算特別委は、12日(金)までの7日間。11日(木)には、高額医療費の6,700万円未請求問題の集中審議が行われる。一般傍聴も可能となっている。