朝日受け5隻入港 海上自衛隊練習艦隊  



 海上自衛隊の練習艦隊が、4月16日(金)8:00、7年ぶりに小樽港に入港した。朝日を受けながら5隻の艦船が港内を進み、勝納ふ頭にその灰色の姿を並べた。
 同艦隊は、護衛艦「ひえい」、「さわゆき」、練習艦「しまゆき」、「あさぎり」、「やまぎり」の5隻。実習幹部190人(道内出身13人)を含めた乗組員1,081人が、海上での実技訓練を行っていた。
 3月20日に江田島を出港し、神戸、和歌山県串本、佐世保、沖縄、青森県大湊の各港を回り、16日(金)、小樽港に入港した。小樽では、18日(日)までの3日間、地元講師の講話や研修などを実施する予定。
 艦隊は、予定よりも早く8:00頃に入港。甲板に乗組員たちが整列しながら、港内を進んだ。5隻の灰色の艦船が港内に現れたためか、カモメたちが鳴きながら周辺を飛び回っていた。
 接岸作業を終えると、勝納ふ頭では、9:30から自衛隊小樽協力会(山本信彦会長)が、歓迎式典を開いた。来賓の山田厚副市長は、「お寿司を味わって頂くなど、歴史と食の小樽観光を楽しんで頂き、これまでの練習航海の疲れを癒し、これからの激務を乗り越える英気を養ってもらいたい」と歓迎した。
 練習艦隊総司令官の徳丸伸一海将補は、「日本で皆様方から話を聞いて素養を高めた上で海外に出ることは大変重要なこと。ぜひ、色々な機会で、小樽の歴史、北国の歴史、文化を教えて頂ければ幸いです」と挨拶した。
 同艦隊では、17日(土)9:00~、市民を対象とした護衛艦「さわゆき」の艦内一般公開を実施する。問合せ:0134-22-1177 自衛隊小樽協力会

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