新病院建設で量徳小閉校 PTA・地域住民から不満の声

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加


 小樽市は、5月11日(火)18:30から、「学校再編プランと新病院建設についての説明会」を市立量徳小学校(若松1)で開いた。この中で、2012(平成24)年3月までに同校を閉校し、新病院の建設工事を始めると具体的なスケジュールを示した。
 市側からは、山田厚副市長、菊譲教育長など、市長部局、病院局、教育委員会の担当者が出席。PTAや学校関係者は約50人が参加した。
 冒頭、山田副市長が、「財政的なメドが立ち、6月の第2回定例会に、現在中断している基本設計を再開するための予算を提案したい。議決されれば、平成22 年度中に基本設計を終え、平成23年に実施設計、平成24年から建設工事に着手したい。平成24年3月までに量徳小学校を閉校するため、南小樽地区ブロックの再編実施について、教育委員会と協議をしてもらいたい。統廃合の環境整備、通学路の問題に精一杯協力したい」と述べた。
 これに対し、PTAや地域住民からは、「結局、私たちの意見は通らない」。「今まで話をしてきたのは無駄だったのか」。「今日は、病院を建てるから、学校はあきらめろという会なのか」。
 「『もう決めている』では、何のために、これまで、夜、説明会に集まって意見を出してきたのか。集まっても無駄だった」。「住民の理解がないと建築はないと言ったのは、私の勘違いか。忘れたのか」。「私たちは納得していないのに進めるのか」。「ジャンプ台を建てたり、マイカルを建てて、人が来ると言っていた市が、新しい病院を建てれば患者、医者が来ると言っても心配だ」などと、不満の声や厳しい意見が出ていた。
 山崎範夫総務部長は、「これまで5回話して、積み重ねた結果、今回、財政的なメドが立ったので、こういう方向で進めたいとお話する会だと理解して頂きたい」とした。
 市は、2005(平成17)年に、PTAや地域住民の合意が得られなかったとして、新病院の建設地を、第1候補の量徳小から第2候補の築港地区に方針を変更したが、今回は、新病院建設について、住民の合意が得られていないのに、「方針を決めたので理解してもらいたい」と強引に計画を推し進めようとしている。
 山田副市長は、「ご不満でしょうけれども、こういう判断をするしかなかった。1月に市長も言っていたが、全員の賛成は難しいので、なんとか理解をしてもらうよう説明会を開いてきた。今の病院の状況を考えてもらい理解してもらいたい」と求めた。
 会場からは「早く病院を建てて欲しい」との意見も出され、吉川勝久・経営管理部長が、2012(平成24)年度から2013(平成25)年度までの2年間で建設工事を行い、順調に進めば、2014(平成26)年度夏から秋には開院出来ると述べた。
 関連記事