にしん祭りに人出 賑わう祝津の町

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 たなげ(盛り上がれ)!!鰊村。「第2回おたる祝津にしん祭り」が、5月22日(土)・23日(日)の2日間、祝津前浜で開かれている。市民や観光客たちが大勢集まり、祝津の町が賑わっている。
 「祝津地区の文化や歴史を生かした経済活性化」を目指す、祝津町民や観光関係者などによる同実行委員会(久末智章実行委員長)のイベント。鰊焼き1,000尾無料提供、地元水産品の格安提供・加工品販売、祝津鰊番屋めぐりツアー、祝津特産メニューを食べようなどを行う。
 22日(土)10:30からのオープニングセレモニーでは、久末実行委員長は、「にしん祭りなので、鰊があるのはもちろんですが、一昨日からウニ漁が解禁したので獲れたてのウニもあります。祝津で海の幸を楽しんで頂きたい」と挨拶。
 地元の祝津小学校の子供たちが、「大きく育って祝津に戻ってきて。一度でも、海が真っ白に染まる群来(くき)がみたい」と、約10cm程度の小さな鰊の稚魚500匹を祝津の海へ放流した。
 目玉の鰊焼き無料配布には、市民や観光客の長蛇の列が出来た。来場者たちは、1時間以上待って手に入れた鰊を炭火で網焼き。暖かい日差しを受けながら、今か今かと焼き上がりを待った。準備不足もあり、はじめのうちは、火が弱く、なかなか焼きあがらず、「じっくり焼くわ」と苦笑いする人も。
 ようやく焼きあがった鰊を口にした手宮の三上たづ子さん(76)は、「家で鰊を焼いて食べますが、外で炭火で焼くとさらに美味しいわ。さっぱりしていて良い味」と話していた。
 小樽海上保安部(村田織彦部長)は、この祭りに併せ、同地区の高島岬にある日和山」灯台の名誉灯台長の称号授与式を行った。
 名誉灯台長は、日和山灯台の奉仕活動などに関わり貢献した地元の人に同部が授与する。小樽海保管内では、昨年の神威岬灯台に続き2例目。
 称号を受けたのは、元漁師の佐藤武利さん(79)と近江治一さん(78)の2人。灯台が1985(昭和60)年に無人化になるまで、職員とその家族が滞在しており、2人は、灯台職員と親交を深め、祝津で水揚げした魚を差し入れするなど、生活を支えた。また、町内会の「祝津たなげ会」の清掃活動に積極的に参加し、灯台周辺の環境整備に寄与した。これらの活動から今回の称号授与になった。村田部長は、「灯台守として日和山灯台を見守り続けて下さい」と称えた。
 2人は、「春はガスかかることが多く、そうなれば灯台が頼りだった。現在のように、レーダーやGPSがなかったから、信号が頼りだもんな。下にある井戸から水をくみ上げて、山の上の灯台まで担いで運んだこともあった。昔は道路が整備されていなかったから、冬が大変だった。大変名誉な称号を頂いた。元気なうちはたまに灯台まで上って見守りたい」と喜んでいた。
 「第2回おたる祝津にしん祭り」は、23日(日)も。水族館の駐車場が無料となっている。
 はじまりました!!第2回おたる祝津にしん祭り