札幌の小学生からお礼の手紙 民間の「小樽歴史館」


rekisikan1.jpg 「小樽のことに興味が出て来ました」。「小樽のお菓子の秘密や工夫も教えて頂きました事、大変感謝しております」。「歴史のことがたくさん学べたのでよかったです」。

 観光客が行き交う堺町通りにある「小樽歴史館」(堺町4)には、研修旅行で訪れた市内外の小学生から手紙がいくつも届いている。7月8日(木)には、札幌市立山の手小学校の6年生から心温まるお礼の手紙が送られてきた。

 「小樽歴史館」は、昨年春に、昆布専門店「利尻屋みのや」(堺町4・簑谷修代表)が建てた出世前広場の一角にオープン。”小樽の若き獅子達”をテーマに、小樽の街を作った商人たちの記録を紹介。ボランティアで市内の観光案内を行う小樽観光ガイドクラブ(倉重紀久男代表)が、訪れた観光客や小学生たちに詳しく解説する。

 修学旅行の自主研修で、6月24日に同館を訪れた札幌市立山の手小学校の6年生たちから、お礼の手紙が7月8日(木)に送られてきた。

 「お仕事がお忙しい中ご協力いただきありがとうございました。小樽の会社などが札幌にうつって、現在の小樽の古い建物が残ったということもおどろきました。今後小樽に行った時は歴史も楽しみたいと思いました」。
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 「私達がわかるように説明していただいたおかげで、よく理解することができました。今回の研修を活かし、今後の勉強につなげていきます」。

 「先日は突然の訪問を許可していただきありがとうございました。それに資料までいただいてしまいました。家に帰ってみてみると学校で活用できるいい資料でした。本当にありがとうございました」

 「歴史のことがたくさん学べたのでよかったです。これからも小樽歴史館がたくさんの人に見てもらえることを信じています」などとつづられていた。

 簑谷代表は、「小樽の商人たちが、どれだけ頑張ってくこの街をつくってくれたのか。小樽で財を成して、国家に代わって北海道の開拓をしてくれた。そういった方々の人物伝を歴史館で紹介している。まだ完成してはいないが、小中学生の課外授業に使ってもらったり、市外の人もここで歴史を知ってもらい、小樽再生の手段となるようにと思ってやっている。小学生からお礼の手紙を頂いて本当に嬉しい」と話していた。

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