北照 19年ぶり2回目「夏の甲子園」出場


 小樽北照高校は、7月26日(月)、「第92回全国高等学校野球選手権大会南北海道大会」(札幌円山球場)の決勝戦で、函大有斗と対戦。接戦の末、4-3の1点差で勝利し、「夏の甲子園」出場の切符を勝ち取った。
 決勝戦・北照×函大有斗。先攻の北照が、2回表、又野知弥投手の本塁打などで2点を先制。函大有斗は3回と4回に1点ずつ得点。北照も4回にさらに1点追加。白熱のシーソーゲームを展開した。
 試合は、3-2のまま終盤へ。8回表、北照は、ランナーを一人置いて、西田明央捕手(主将)の3ベースヒットで1点追加。しかし、その裏、函大有斗も1点返した。最終回は両校とも得点はなく、接戦の末、北照が、函大有斗を4-3の1点差で破り、19年ぶりに夏の甲子園出場を決めた。
 河上監督は「厳しい試合で、又野が良くやってくれた。最後は、目をつぶっていて見ていられなかった。生徒の頑張りに感謝したい。西田キャプテンが中心に、チームをまとめてくれた。甲子園には忘れてきたものがあるので、まず初戦突破を目指し、上をめざして頑張っていきたい 」 と喜びを語った。
 西田主将は「春の大会でくやしい想いをしたので、また夏の切符を手に入れてうれしい。チーム一丸となって戦うことが出来た。皆で全力を出しきって勝ことが出来て良かった。春は最後まで出来なかったので、夏は最後まで頑張って優勝をめざしたい」と、甲子園でのリベンジを誓った。
 北照高校野球部は、創部100年を超える道内でも歴史ある野球部のひとつとして知られる。1991(平成3)年夏、小樽地区初となる甲子園出場を決めた。これまで甲子園には、春3回、夏1回出場。今春の選抜甲子園では、2勝しベスト8に進出した。夏の甲子園出場は、初めて初出場した1991(平成3)年以来、19年ぶり2回目。
 夏の甲子園「第92回全国高等学校野球選手権大会」(阪神甲子園球場)は、8月4日(水)抽選、8月7日(土)から開幕する。
 なお、同校野球部(18名)は、7月27日(火)14:00、南北海道大会の優勝報告と甲子園出場で、市長を表敬訪問する。
 北照高校野球部HP