灯籠流しで故人を追悼 「第11回おぼん万灯会」  



 8月19日(木)、小樽運河公園(色内3)に各宗派の読経が流れる中、故人を追悼する灯籠が、同園中央にある噴水池に静かに浮かんだ。
 小樽佛教会(土屋大乗会長)主催の「第11回おぼん万灯会」。6,000基の灯籠を並べ、150基の蓮華灯を水面に流し、故人を追悼する行事。今年11回目を迎える小樽のお盆の風物詩。
 会場では、小樽三絃錦栄会の津軽三味線演奏、大道芸人クマさんショー、小樽太鼓衆「鼓響」の和太鼓演奏などのイベントが行われた。焼きそばやくじなどの露店が立ち並んだ。
 18:50からは、おぼん万灯会大法要が始まり、浄土真宗・真言宗・浄土宗・曹洞宗・日蓮法華宗の各宗派の読経が会場に流れ、噴水池の水面に灯籠が次々に浮かび始めた。
 来場者たちは、運河公園に流れる灯籠を眺め、自ら供養した灯籠を見つけると、「これが私たちのだわ」、「流れてきた」と話し、両手を合わせ故人を追悼していた。