秋シャコ漁解禁 市内市場に出回る


syako1.jpg 小樽の秋シャコ漁が15日(金)に解禁となった。18日(月)07:00から、今秋最初のセリが行われ、小樽沿岸で獲れた新鮮なシャコたちが市内市場に出回り始めた。
 市内のシャコ漁は、春と秋の2シーズン。例年、銭函から祝津までの各漁港で約40トンの水揚げがある。漁業許可を得ている約80人の漁師たちが、水深14~15mの海底に刺し網を這わせて漁獲する。シャコの刺し網漁業は、道内で石狩湾だけで行われているという。
 シャコは、シケて海が荒れると巣穴が埋まり、砂をかき分けて海中に出て食事探索に出る。この時、足が刺し網にかかり、漁獲される。syako2.jpg漁師たちは、水揚げしたシャコを大鍋で茹でて小樽市漁業協同組合卸売市場(色内3)に運ぶ。
 18日(月)の卸売市場のセリには、約250kgのシャコが箱に敷き詰められて並んだ。まだ走り(出回り時期の最初)で、身入りが少なく、量も57箱(1 箱・約5kg)と少なめだったが、買受人たちは次々に競り落としていった。Lサイズのメスは1kg3,000円(25尾程度)、オスは1lg2,500円 (20尾程度)の値がつけられた。漁組によると、これは例年並みの価格としている。
 シャコは、「その大きさとコクの美味さが特徴」(漁組)で、春はオス、秋はメスがおすすめ。漁は、12月10日まで。
 11月20日(土)・21日(日)10:00~15:00には、この小樽産のシャコの知名度アップとブランド化を目的とした「小樽産しゃこ祭」(小樽市漁業協同組合・小樽産しゃこブランド化推進実行委員会主催)が、運河公園(色内3)で開催される。小樽沿岸で漁獲される秋シャコ焼きや浜鍋を堪能出来る。しゃこ料理フェアもある。
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