市長選に対抗馬!前候補の森井氏が意思固める


morii.jpg 2007(平成19)年の小樽市長選挙に立候補した森井秀明元市議(38)が、4月17日(日)告示・24日(日)投開票で行われる市長選に再び挑戦する意向を固めたもようだ。1月に入ってから支援者らと会合を重ねており、最終調整を行っている。
 森井氏は、1972(昭和47)年9月生まれ。1996(平成8)年、北海道教育大学札幌校・保健体育科を卒業、1年間ニュージーランドに留学し、1999(平成11)年9月、北海道ライフセービングクラブを設立。2003(平成15)年に小樽市議会議員に初当選。
 2007(平成19)年の小樽市長選では、民主・自民・公明・連合・商工会議所のオール与党体制に挑み、新病院問題では現在地周辺での再検討、行財政改革を訴えたが現職の壁に阻まれた。
 次期市長選では、現在、現職の山田体制を支える民主・自民・公明・連合・商工会議所の推薦を受け、中松義治・前商工会議所専務理事(64)が立候補を表明しており、森井氏は、最近になって、「この相乗り状態が街を壊している。政治のフィールドに戻らせてもらうならそれを壊したい」との意思表示をしていた。
 1月に入り、支援者らと会合を頻繁に重ね、再び市長選に挑戦する意思を固めたもようだ。本社の取材に対し、「今の段階では、検討しているとしか言えないが、前回応援してくれた多くの方々とご相談をさせて頂いている」と述べた。
 森井氏が市長選への出馬意思を固めたことで、これまで、対抗馬が名乗りを上げず、無風選挙だと見られていたが、にわかに本格的な市長選へと様相を変えることになる。
 前回の市長選では、民主・自民・公明・連合・商工会議所のオール与党体制の山田勝麿市長が30,297票、前国会議員の佐藤静雄氏が25.511票 森井氏が23,019票を獲得していた。森井氏は、佐藤派との連携を視野に入れており、森井派と佐藤派が組んで市長選に臨むと、無風状態だった市長選が一変することになる。
 小樽市(市長・市議)選挙結果一覧 2007