1,128人が大人の仲間入り 市民会館で成人式



seijinsiki.jpg 小樽市に住む新成人1,128人(男573・女555)が、1月9日(日)に成人式(市民会館)を迎え、大人の仲間入りした。
 新成人は、1990(平成2)年4月2日から1991(平成3)年4月1日までに生まれた小樽市民。華やかな着物姿や真新しいスーツに身を包んだ新成人約1,000人が同館を訪れ、式典に臨んだ。
 ざわめきが収まらない中、冒頭、山田勝麿市長が式辞を読み上げると、「かつまろー」などの罵声が飛び交った。市長は、これに苦笑いを浮かべながらも、「一度や二度の失敗でくじけず、何度も挑戦していくうちに必ず道が見つかります。もし一人で乗り越えることが難しい場合には、一呼吸おいて周りを見てください。家族や友人、恩師や職場の仲間がいます。あきらめずに挑戦し続ける人には、必ず周りの人が支えてくれるものです。支えてくれる感謝の心を忘れないで頂きたい」とエールを送った。
 小森真以さんと藤田京さんの成人代表は、「私たちも明るい未来に向けて、家族や友人など周りの人々を大切にし、笑顔の絶えない社会を築いていきたいと思います。そして私たちが生まれ育ったふるさとである小樽を愛し、今日この場から自立に向け、一層心身を鍛え、心豊かな成人として次代を担うことを誓います」と述べた。
 この後、2,000円(昨年3,000円)のクオカードなどが当たる抽選会が行われ、山田市長は、毎年恒例となった金色のジャケットを着て再登場。にこやかな笑顔で手を振りながらステージに現れ、抽選を行った。小樽太鼓衆「鼓響」が、ステージで迫力の打演を響かせて新成人を祝い、式典を締めた。
 館内には、お茶席やコミュニティ広場、記念写真コーナーなどの祝賀行事が用意され、新成人たちは、久しぶりに再会した友人たちと談笑しながら、茶席や記念撮影に興じていた。
 土居叶奈・成人式実行委員長は、「新成人として自覚しながら、国家試験のための勉学に励み、充実した一年にしたい」と抱負を語った。