ウイングベイ小樽で3店舗が閉店 空洞化に拍車


heiten1.jpg テナント撤退が続き空洞化が進む「ウイングベイ小樽」(築港)1階の洋服店とアクセサリー店の計3店舗が、1月と2月に続けて閉店する。
 閉店するのは、3番街の洋服店「rishe」(リッシェ)とアクセサリー店「Laura」(ラウラ)、5番街にあるネイチャーチャンバー向かいの洋服店「REGALO due」(レガロドウゥエ)の3店舗。閉店後の出店予定はない。
 出店テナントの中には、「家賃が高くて小さな小売店は大変」、「もっと家賃を下げてテナントを入れないと、ウイングベイには何もなくなって、札幌にどんどん流れていく」、「OBCのお客さんを集める工夫が足りない」、「イベントも依頼はいっぱいあるのに、知名度を選んで偉そうだ」、「上の人たちは頭が固い」などと、施設を運営する小樽ベイシティ開発への不満を募らせる店も。
heiten3.jpg 同社では、「何もせず指を銜えている訳ではないが、現状では次はこうだというものはない。閉店すると言っているのにダメだとも言えない。全国的にも同じ状況で景気の良い話はない。そんな高い設定ではない。高いというのは単なる言い訳」と話していた。
 150億円の市費を投入して建設されたウイングベイ小樽(旧マイカル小樽)。1番街(シーブ棟)の3階・4階は空洞のまま4年が経過し、施設内では撤退する店が相次ぎ歯抜け状態となっている。さらに、この3店舗の閉店で、空洞化に拍車がかかることになった。
heiten2.jpg 大型総合量販店「コストコ」の手稲区周辺での出店計画も浮上しており、これが現実となれば、影響が及ぶことは必至だ。
 市民からは、「ウイングベイはもうやばいだろ」、「札幌への流出を止めると言ったけど、何も出来てない」、「結局買うものがなくて若い人たちは札幌に行っている」と厳しい声が聞こえている。
 「rishe」(リッシェ)は1月30日(日)、「Laura」(ラウラ)は2月20日(日)、「REGALO due」(レガロドウゥエ)は2月27日(日)に閉店する。現在、それぞれ閉店セールを実施している。
 関連記事1 関連記事2