啄木歌留多で弾む会話 シニアネットの新春かるた会


takubokukaruta1.jpg 市民活動団体「小樽しりべしシニアネット」は、1月27日(木)13:30~17:00、いなきたコミュニティセンター(稲穂5)で、小樽にたった1組しかない貴重な「釧路 石川啄木 一人百首」を使って新春かるた会を開き、交流を深めた。
 同団体は、「高齢者が家で閉じこもることなく、活き活きした人生を送ろう」と、2003(平成15)年に結成し、現在の会員数は162名。交流を深めようと毎年行われている新春かるた会に、小樽啄木会(水口忠会長)の提案を受け、昨年から「釧路 石川啄木 一人百首」(釧路啄木歌留多製作実行委員会製作)を使用した。関連記事
takubokukaruta2.jpg 同センター和室では、シニアネットの会員たちが、啄木歌留多を囲み、水口会長による『子を負ひて 雪の吹き入る停車場に われ見送りし妻の眉かな 』、『かなしきは 小樽の町よ 歌ふこと なき人人の声の荒さよ』などの歌を聞き、木製の札を探した。連続して札を取る人、全く探せない人が、「字が読めない」、「あなたの足のところにあるわよ」などと会話を弾ませ、和気藹々、新春かるた大会に興じていた。
 同歌留多を保管している市立文学館では、同館では、今後、学校や各種グループに貸し出しを行うことにしている。問合せ:0134-34-0035。
 小樽しりべしシニアネット