路上強盗の若松地区 住民が排雪要望に市の対応遅れ


wakamatu-goutou.jpg 量徳小学校と市立病院の間の市道大通線(若松1)で、1月23日(日)20:00頃に発生した路上強盗事件を受け、地域住民らは、翌24日(月)に「雪山が高くて恐い。まだ犯人が捕まっていないのに危険だ」と市に排雪の要望を行ったが、市は、一週間経っても、まだ歩道に人の身長ほどの雪山を残したままで、その対応が遅れている。
 23日(日)夜、女性会社員(30)が同市道を歩いて帰宅していたところ、何者かに後頭部を殴られ、現金約15,000円を入れた財布入りのバッグが盗まれた。女性は頭にケガを負い、犯人は逃走し、いまだ捕まっていない。
 この路上強盗事件の翌日、若松地区の住民は、「雪山が高くて恐い。排雪をして欲しい」と市に要望した。しかし、市は、周辺の排雪を行ったものの、事件のあった道路に関しては車道の拡幅を行っただけで、歩道側の雪山は残したままにしていた。
 この市の対応に、若松・住吉在住の主婦らは、「事件があったのに、その後の対応は何もしてくれない。雪山があると何があっても分からない。女性が殴られるという事件があったのだから対応してくれないと恐い。子供たちは、部活が終わった後にあの通りを歩いて帰るのだから、犯人も捕まっていない以上、ちゃんと見通しを良くしてもらいたい。警察も、事件があるといつもはメールを送ってくれるのに、今回については何もない」と本社に苦情を寄せた。
 市雪対策課に伝えると、「手が行き届かなかった。無視していたわけではない。今日すぐに出来るかは分からないが、早急に排雪をさせる」と対応の遅れを認めた。