タクシー事業協議会 地域計画の進捗状況を確認


taxi-kyougikai.jpg 「小樽市タクシー事業適正化・活性化協議会」(今武座長・北海道運輸局札幌運輸支局長)は、2月2日(水)、小樽市消防庁舎で第4回会合を開き、地域計画の進捗状況などについて確認した。
 同協議会は、一般乗用旅客自動車運送事業の適正化及び活性化に関する特別措置法の施行に基づき、2009(平成21)年12月に発足。市内のタクシー台数や運賃のあり方を盛り込んだ地域計画を策定した。
 市内のタクシー台数は、今年5月末までに法人タクシーを425台(昨年4月)から16台(3.8%)減少し409台とすることにしていたが、まだ1台の減少にとどまり計画通りに進んでいない。
 運賃は、昨年6月から、小樽の法人タクシー全9社(426台)と個人102台の計528台の9割りが470円から60円増しの530円に引き上げ、小樽の自動車認可運賃の下限500円~上限530円の範囲内に戻した。
 また、同月から、法人全426台と一部を除く個人タクシーが全面禁煙となった。しかし、全車禁煙とした法人タクシーの一部で、運転中に喫煙する運転手が目撃されることも散見され、さらなる徹底が必要とされている。
 このほか、これまで取り組んできた、小中学校周辺通過時に不審者を発見した場合に警察に通報する「子どもの安心・安全サポート」活動を広げるため、タクシーにステッカーを貼付。近距離利用の客から「近いと乗りづらい」との声を受け、タクシーに「いらっしゃいませ お近くこそタクシーで」のステッカーを貼るなどの対策を実施している。
 第4回会合では、協議会メンバーらが、これらの進捗状況などを確認し、意見交換を行った。
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