新病院は設計・施行分離発注 病院調査特別委


hospital-iinkai.jpg 市立病院等調査特別委員会(成田晃司委員長)が、2月21日(月)13:00から市役所別館第2委員会室で開かれ、小樽市病院局(並木昭義局長)は、新病院の発注方法について「設計・施行分離発注」にすると発表した。
 同局は、18日(金)に公表した新病院の「基本設計のあらまし」を解説したのち、「地元企業が参加出来る設計施工分離発注で進める。耐震化交付金を使い、平成23年度に工事着工するため、実施設計は随意契約にしたい」と述べた。
 各会派の委員は、一般会計の繰入金や建設単価、発注方法、民間との比較などについて質問。
 公明党の高橋克幸委員は、「豪華病院を建てるという何か訳の分からない批判もあり、民間との比較はどうなんだという声が聞こえる」と質した。
 同局は、「公立病院では、安全性、耐久性、バリアフリー、省エネ、環境配慮などについて強く求められている。安全性については災害拠点病院と位置づけ、耐久性の高い材料を用い、ユニバーサルデザインにし、LEDライトを使うなど、イニシャルコストはかかるが、長い目で有効で、これがコスト高の一つの要因。もう一つは、民間では予算との差で根拠のない値引きが発生するので、同じ建設費でも最低価格に縛りがある公立とでは2割違うこともある」と答えた。
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