市職員の懲戒処分 50代・課長職2人 係長職1人


 小樽市(山田勝麿市長)は、3月18日(金)、小樽市職員の懲戒処分について発表した。
 懲戒処分の戒告となったのは、50代の課長職2人と係長職1人の計3人。
 50代課長職1人は、009(平成21)年度介護保険給付費普通調整交付金の算定基礎となる数値の一部を、厚生労働省へ誤って報告し交付金が過小に計算され、市に損害を与えた。報告数値の確認依頼が2度あったが見逃し、事実判明後に上司への速やかな報告を怠っていたため、3月16日付で懲戒処分(戒告)となった。
 水道局の課長職1人と係長職1人は、中央下水終末処理場汚泥処理棟に設置されている火災報知器が故障したが、速やかに交換を行わず、消防本部に提出する報告書に未記載のまま提出。係長は、点検受託業者が作成する報告書を、「すぐ直るから」との理由で故障について未記載と知りながら受領し、上司に報告をしなかった。課長は、施設の管理が不十分であったことと故障を知りながら消防本部へ提出する報告書の未記載を見逃したため懲戒処分(戒告)となった。