マンネリ化の潮まつりに意見を 検討委員会設置


 「企画が総花的、マンネリ化」や「出店が売っているものは小樽らしさがない」など、潮まつりの課題を解決することを目的に、おたる潮まつり検討委員会(山本憲治検討委員長)が、3月23日(水)に設置された。
 潮まつり実行委員会(斎田義孝実行委員長)は、「潮まつりの様々な課題を解決し、祭りのさらなる充実を図るべく、持続可能な運営の在り方などを模索する」ため、同実行委選出と市民公募によって同検討委を設置した。
 メンバーは、同実行委運営委員会、総務委員、ねりこみ委員、商大生、市議会議員、おたる案内人など15人。オブザーバーは斎田実行委員長。
 斎田実行委員長は、「限られた財政の中で、市民の方をどう楽しませるか。どんな祭りを目指すかぜひ話し合って欲しい」と挨拶。
 山本検討委員長は、「潮まつりを100年、200年と続けていくために、今、私たちが何を出来るか。忌憚のない意見を頂き、新しいアイディアで良い方向に進めたい」と期待した。
 会議では、「会場の第3ふ頭と第2ふ頭周辺の地先である港湾事業者から協力が得られにくい。警察の警備に対する要求が年々多くなり、人的・金銭的にも大きな負担となっている」。
 「金曜日の開催に対して厳しい目が向けられている」。ふれこみの参加社中が激減し、一昨年は1団体、昨年は2団体という状況が続いている」。「ねりこみの参加者が減少傾向」。「商店街の協力が得られない」。
 「冷え込む日本経済にあって、大口の企業協賛が得られない。企業協賛も減少傾向にある」。「厳しい経済状況から、企業での参加が減っている」。
 「企画が総花的、マンネリ化の指摘を受けている」。「出店が売っている焼そば、やきとりなどは小樽らしさがない」。「財政的に苦しく、大きなイベントを組めない」などの課題が上がった。
 今後、6月末まで、数回の会議を開き、より良い潮まつりの開催に向けて意見交換を重ねていくことにしている。
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