市議選 出来るだけの節約 自公民が合意


 小樽市議会は、3月29日(火)10:00、各会派代表者会議を開き、4月17日(日)告示・24日(日)投開票の市議選について、東北地方の震災や原発災害を受けて、「市民感情に配慮した自粛ある遊説を行う。出来るだけの節約に努める」ことを合意した。
 各会派代表者会議では、自民、公明、民主の代表が、「小樽市議会としては、被災者や市民感情に配慮し自粛と節約を確認し、具体的には、各党各候補者の判断で選挙を行うべきであるとの合意をするべき」と主張。
 共産、平成会は、「選挙は、政党及び各候補者の判断で進めるべきであって小樽市議会として基本的な合意をすることは必要ない」とした。
 見楚谷登志議長は、「市議会としての合意事項」の取りまとめを断念し、各党・各候補者の判断による選挙を行うことにした。これを受け、自民、公明、民主の3党は、「被災者の心情に最大限配慮する気持ちを込めて、遊説時間の短縮や過度の流し連呼を避けるなど、市民感情に配慮した自粛ある遊説を行う」、「遊説車のレンタル契約、燃料契約、運転手雇用契約について出来るだけの節約に努める」の2点について合意。
 3党の取組事項は、選挙期間の18:00から20:00までは遊説を自粛。土日は、遊説時間と遊説内容は、市民生活を考慮し、極力配慮したものと する。
 この合意のほか、自民党は、燃料代は公費負担とせず各候補者が自己負担することにし、遊説時間のさらなる短縮に努めるという。公明党は、遊説車は運転せず、燃料契約、運転手雇用契約はすべて行わない。民主党は、土日の遊説の日程は時間を繰り上げて行うことを決めた。