雨の祝津にしん祭り 無料の鰊焼きに列


nishinfes.jpg 小樽市鰊御殿がある市内祝津3丁目(青塚食堂前浜)で、「第3回おたる祝津にしん祭り」(実行委員会主催)が、5月21日(土)・22日(日)の2日間で開催されている。
 「祝津地区の文化や歴史を生かした経済活性化」を目指す、祝津町民や観光関係者が集まり実行委員会をつくり毎年5月に実施している。
 21日(土)の初日は、生憎の雨模様となったが、市民や観光客が早々と会場を訪れ、鰊焼き1,000尾無料提供の目玉イベント開始の10:00前から列をつくった。1日500尾ずつの配布で、来場者たちは今か今かと待ちわびていた。
 オープニングセレモニーでは、毎年恒例となった鰊の稚魚500匹を放流。祝津の子供たちが、約10cm程度の小さな稚魚たちを順番に祝津の海へ放った。関係者たちは、「今年は70年ぶりに祝津の海でも鰊の群来(くき)が見られ、賑わってきている」と、鰊で栄えた町の復活を願っていた。
 11:00からの鰊無料提供が始まると、来場者たちは早速炭火で網焼き。うちわで風を送り、鰊の焼き上がりを待った。少しずつ表面が焼けると、我慢出来なくなった子供が箸でつまむ姿も。「美味しい」、「熱い」などと談笑する声が広がった。
 「第3回おたる祝津にしん祭り」は、22日(日)10:00~16:00も。祝津鰊番屋めぐりツアーなどのイベントや、鰊を使ったにしんバーグ(200円)、にしんザンギ(200円)、にしんシュウマイ(6個500円)のオリジナルメニューの販売もある。