"夏の味覚王"ウニ解禁 市場に出回る


uni1.jpg 5月17日(火)06:45、小樽市漁業協同組合(岩木剛組合長)で小樽ブランドの夏の味覚王・ウニの初セリが行われた。
 市内前浜で漁獲されるウニは、”繊細なコク”のエゾバフンウニ(赤ウニ。ガンゼ)、”濃厚なコク”のキタムラサキウニ(白ウニ・ノナ) の2種類。こちら
 漁協の卸売市場には、エゾバフンウニ(赤ウニ・ガンゼ)のオリ264 枚・カップ379個、キタムラサキウニ(白ウニ・ノナ)のオリ707枚・カップ414個が並べられた。
uni2.jpg 今年初セリとあって、卸業者や仲買人、市場店主、寿司店経営者などの買受人が、ウニを囲んだ。セリ人と買受人の大きな掛け声が市場内に広がった。セリでは、例年並の価格がつけられ、市内各所へ出回ることになった。関係者は、「まだまだはしり。これから夏にかけて身入りが良くなる」と話していた。
 ウニ漁は小樽が発祥の地。昭和40年後半からは、全国で初めてウニの折り詰めが始まった。小樽の漁師が、漁や折り詰めの技術やテクニックを全国に広め、ウニの小樽ブランドが確立。近年は、カップウニの需要が増加している。
 漁期は、5月10日から8月31日まで。銭函・張碓から、朝里・船浜、手宮・高島、祝津、塩谷、忍路までの前浜で、約100人のウニ漁業者たちが水揚げする。昨年は、天候不順により、身入りが悪く、解禁日が10日間延期。今年は、5日間延期し、15日(日)から解禁となった。
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