雨と曇天が続いていた小樽に、やっと夏の太陽が戻ってきた。朝の夏空に太陽が輝くと、短い時間ながら、小樽の海と空とが織りなす、荘厳な朝焼けが見られるようになった。
自然からの見事な朝焼けが、この3日間見ることができた。小樽は、7月に入ってから蝦夷梅雨と言われる天候が続いていた。7月13日から19日までの7日間は、湿度が90%以上となって、本州並みの梅雨模様で、からっとした北海道らしい日がなく、蒸し暑さが市民をうんざりさせていた。
7月20日からは日照時間も戻り、湿度も70%へと下がり、やっと本格的な夏の到来を感じさせている。
この季節の小樽の日の出は23日(土)で04:16、日の入りは19:07となっている。朝4時過ぎにはうっすらと明るさが増し、日の出とともに荘厳な朝焼けの天体ショーが繰り広げられる。
23日の朝は、雲が覆っていたがその間から太陽の強烈な光が射し、見事な光景が広がった。朝の早起きは三文の徳と言われるが、この光景を見ることができれば、三文どころではなく、天空と一体になれる時間を持つことができる。海が見える丘からこの朝焼けの天体ショーを見られるのは、小樽に住む人の特権だ。