手づくり絵本〜世界に一冊だけの絵本を作ろう!


handmedeehon1.jpg 「手づくり絵本〜世界に一冊だけの絵本を作ろう!」が、9月12日(月)、生涯学習プラザレピオにて10:00〜16:00に開かれた。主催は小樽こどもと本をつなぐ会。参加者16名。講師はおもちゃインストラクター「絵本の玉手箱」の田辺悠子さん。
 田辺さんは、子どもが小さい頃、簡単な絵本をよく作っていた。ある日、その絵本が娘さんの引き出しの中から出てきて、改めて「絵本を作ろう!」と思ったのがきっかけ。「北海道手づくり絵本の会」の松岡義和会長と出会い、講習を受け、児童文学創作教室や絵画教室へ通い勉強した。5年前に個展を開き、そこから講師の依頼が来るようになった。作品は、ほのぼのとした作品ばかりで、手に取ると、市販の本とは違い、手づくりのぬくもりを感じる。
 牛乳パックで作った豆本は、材料費がかからず大好評。午前中の2時間で表紙を作り、午後からは絵本の中身に取り掛かる。子どもが好きだった絵本の表紙をコピー、好きだったフレーズを手書きした。子どもが小さい頃に書いた絵を集めた絵本を作り、17歳の誕生日のプレゼントにする。幼稚園のお弁当作りのレシピノートもあり、それをまた、絵本に描いてみようなどと、アイディア盛りだくさんの思い出の作品が多い。handmedeehon2.jpg
 緑小学校1年生の子どもを持つ国島さんは、「しつけや問題に悩むことが多く、仕事もしていて余裕がなくなっていた。そんな時、学校からの案内で知り参加。心を広げ余裕を持つために来た。表紙作りの途中から真剣に集中して制作。是非、完成させたい」と、楽しそうに話した。田辺さんも「良くても悪くても最後まで完成させてください。中途半端で終わるのと完成させるのとでは全然違います」と、参加者を励ましていた。
 松岡義和さんは、北見手づくり絵本の会が、9月20日(火)〜24日(土)に主催する、第68回北見手づくり絵本展に参加。場所は北見手づくり絵本美術館(北見市常磐町3丁目16-71)。田辺さんの絵本も展示予定。