「敬老のつどい」に510名 アトラクションに感動



 「平成23年度小樽市敬老のつどい」が、9月19日(月・敬老の日)10:00より、小樽市民センター「マリンホール」で行われた。主催は小樽市高齢者祝賀会等開催実行委員会。
 用意したプログラムが無くなるほどの人が集まり、510名の参加で会場は満員、立ち見が出るほどだった。
keirou1.jpg 白井正孝実行委員長から開会の挨拶があり、続いて、中松義治小樽市長は、「あらゆるものが変わる中、夫婦・家族・地域住民の絆は変わらぬままでいてほしいと願う。3月11日に東日本大震災が起こり、多くのメディアでは”絆”という言葉をよく聞く。戦後の日本を支えた皆さんなので”絆”という言葉に頷かれると思う。この言葉に願いを込め、これまでのように、積極的に社会に参加し、若い世代との交流を深め、地域における人と人の結びつきが強い、安心してくらせる街づくりにご協力を願う」と述べた。
 アトラクション第1部は「津軽三味線」。津軽屋ふじ子さんは、津軽弁のユーモアあふれるトークで会場を沸かせ、最後に「津軽じょんがら節」を演奏し、会場は大きな拍手で包まれた。
 アトラクション第2部は「和太鼓」。和太鼓おたる打々っ鼓は、日本の伝統曲と平和な空と大地を願うオリジナル曲「空と大地と」を熱演した。力強く真剣に太鼓を叩く姿が、参加者の感動を呼んでいた。
keirou2.jpg もう一つのお楽しみは「抽選会」。双葉高校ボランティア15名が手伝い、23の企業から105本の景品が提供された。初めに、株式会社コイズミの寒冷用の杖3本の抽選。見事当選した小樽高島の坂野勝美さん(79歳)は、「昨年より参加している。杖が当たってうれしい。自分は使わないので、兄に贈りたい。太鼓は大したものだ」と、笑顔で話していた。
 他にはヤクルト3ヶ月分(4名)は、見守り活動付きで、週1回7本を直接届ける。さらに、高橋燃料商事(株)より灯油100リットル(2名)などが用意されていた。
 また、小樽みなとライオンズクラブより、今回、金婚式を迎えた60組に記念写真と祝状が贈られた。
 集まった高齢者たちは、「敬老の日」のひとときを楽しく過ごしていた。