"レンジでチン"の生カップラーメン誕生 「じょっぱり亭」


tinramen.jpg 全国でも珍しいレンジでチンする生カップラーメン「じょっぱり亭 カップdeレンジde生ラーメン」が誕生した。
 開発したのは、小樽市望洋台2でラーメン屋「じょっぱり亭」を経営する「新日本海物産株式会社」(髙田裕章代表取締役社長)。市内に4名いる労働大臣認定・製麺技能師を2名抱える生ラーメン専門メーカーで、「ほとんどの家庭にあるレンジで生ラーメンを作ることが出来ないか」と10年間研究を続けてきた。
 市販されているカップラーメンでは、生麺を茹でると汁が濁るため、ラーメンの麺に欠かすことが出来ないかん水を少なくしなければならなかったが、研究の末これを克服。市販のカップラーメンにはない北海道独特の生麺のコシを残すことに成功。また、特注のカップを使用するため、レンジでチンすると溶けてしまうという弱点も克服した。
 作り方は、生麺と具をカップにあけて熱湯を注ぎレンジで2分半チンしてスープエキスを入れるだけで、本格的な生ラーメンを味わうことが出来る。
 「半年研究して、半年は物産展に出店を10年繰り返した。ひょうたんから駒で、いじくっているうちに出来た。僕ら小さい会社からすると、新しい物をつくるのは発見なのです。麺を茹でる鍋、スープをつくる鍋と面倒くさい作業がなく、北海道の独特の麺のコシを残して食べられる絶対のものが出来た」と髙田社長。
 味は、本醸造こいくち醤油とたまり醤油を合わせたオリジナルブレンドのしょうゆ味、白みそと豆味噌のオリジナルブレンドのみそ味の2種類。麺は、北海道産小麦粉100%。いずれも420円(税込)。9月10日(土)から運河プラザ(色内)で販売開始。
 新日本海物産株式会社