ライトアップ散策ガイドツアー実施中


 小樽ライトアップ散策ガイドツアーが、7月から10月までの火曜日と金曜日の18:00から行われている。
 旧国鉄手宮線色内駅前に集合し、ライトアップされた歴史的建造物を、ガイドの説明と一緒に巡る小樽運河(浅草橋)までの45分間のコース。この日の参加者は2名だが、小樽観光ガイドクラブ会長の倉重紀久男さんと佐藤清さんの案内で巡った。
 16日(金)、雨も降らず、気温は25度と高めで暖かく、夜の散策には最適だった。倉重さんは、「今頃の6:00は、ちょうど夕暮れ時、芸術的にみて一番の狙い目だ」と言う。
 スタート地点の色内駅は、大正元年に造られ、昭和18年まで使用。小林多喜二も色内駅で下車し、勤務する拓殖銀行へ通っていた。旧日本銀行小樽支店の建物は、レンガの上にモルタルを塗り、石作り風に仕上げている。外壁には、シマフクロウが鎮座している。日銀向かいの小樽バインの外壁にもシマフクロウが見える。バインの名前は、バスの「バ」とワインの「イン」で「バイン」と名づけられた。
 日本銀行や国内主要銀行19社が小樽に支店を持ち、ニューヨークのウォール街と並び、「北のウォール街」と名づけられた。当時道内最大の商業都市だった。
 友達同士で市内より参加の石田さんと金井さんは、先月から予定を立てて参加。石田さんは、「ガイドさんが、とても勉強されていて良かった」。金井さんは、「小樽にいても知らなかったことが多かった。夜の街にたくさんの観光客が来てくれてうれしく思う」と話した。その後、天狗山の夜景を見に出かけていった。
会長の倉重さんのおススメは、10月10日まで毎日運行している、ボンネットバスで”タイムスリップ”『小樽の明治・大正・昭和を訪ねて』(小樽駅前9:30発・12:45着、前日に予約が必要)。