学生らしい発想で街を活性化 商大マジプロ中間報告


majipro.jpg 「商大生が小樽の活性化について本気で考えるプロジェクト『マジプロ 2011』」の中間報告会が、10月1日(土)13:00から運河プラザ(色内2)で開かれた。
 同プロジェクトは、学生らしい発想と行動力で小樽の活性化に取り組む実践型の講義。4年目となった今年は、地域の企業や公的団体と連携して6つのテーマで活動。フィールドワークや地域インターンシップ活動など、大学で得た理論や分析方法を生かし,地域の具体的な政策課題に取り組んでいる。
 各グループの活動は、小樽スイーツの制作とPR、学生による学生のための小樽ガイドブック制作、小樽の歴史絵本の制作とPR、現代版北前船:地域間交流ツアー提案、小樽駅前エリアの魅力創造、小樽市民のデジタルツール利活用推進。
 中間報告会では、各グループの途中経過を発表。スイーツ班は、小樽青年会議所の活動に参加し、4世代対象のオリジナルスイーツを制作。10月からの市内各店舗で販売のプロモーションを行う。ガイドブック班は、札幌の若者をターゲットにした観光ガイドブック作りに挑戦。「大人になってからリピートしてもらえるように」と、企画・取材・制作の全てを行っている。
 歴史絵本班は、小樽の街の歴史を身近に感じ郷土愛を育むをテーマに、地域団体とともに小樽の歴史をモチーフとした絵本を制作。実際に幼稚園などで園児への読み聞かせを行っている。地域間交流ツアー提案班は、7月の「北前船小樽回航記念展」に参加し、紹介パネルを作成。北前船寄港地との学生訪問・交流、一般向け小樽ツアープランの企画を検討中。
 駅前エリアの魅力創造班は、駅前での観光客対象アンケートの調査をもとに、観光客が利用しやすく魅力を感じられる駅とと周辺エリアの活性化策を模索している。デジタルツール利活用班は、デジタルツールによる地域の魅力発信の仕組みづくりに取り組んできた。
 この後のポスターセッションでは、学生グループと市民らが意見交換。市民らは、「学生のためのガイドブックなら、もっと学生目線のコース設定をしてはどうか」、「駅前の魅力発信をグルメに特化しようとしているが、店の紹介ではなく個々の看板商品をPRするようにしてはどうか」などと提案。中には厳しい意見もあったが、学生たちは、活動に汲み取りたいと熱心にメモを取っていた。