「パパは遊びの名人だ!」と題して、なかなか忙しくて子どもと遊べないお父さんが、一緒に広い体育館で体は動かして遊んだり、お話を聞いたり、体操・工作・ミニ運動会を通して子どもとふれあう第8回子育て講座が、11月20日(日)10:00〜11:00、いなきたコミュニティセンター(稲穂5)体育室で開かれた。主催は小樽市福祉部子育て支援課。
市内の16組の家族が参加。2歳以上の子どもと保護者(お父さん)が対象で、お母さんの参加も可能。予定時間が近づくにつれ、お父さんに手を引かれた子ども達が笑顔で会場に集まった。子育て支援センタースタッフ、奥沢保育所長や保育士たちが、子ども達の名前を呼び笑顔で出迎えた。
はじめに、元気に手遊び「みんなでポン」で体を慣らし、パネルシアター「ドレミの歌」では、音楽に合わせて手遊びを交えて、みんなで歌った。
次は、お父さんと一緒に触れ合いましょうと、触れ合い遊び「工事をしましょう」。フォークリフトやミキサー車、ブルドーザーに変身して、子ども達と遊ぶ。「大人公園」は、お父さんにブランコやメリーゴーランドの遊具になってもらい、子どもと触れ合い、みんな笑顔になった。
「みんなで遊ぼう体操」では、へび、トカゲ、コアラ、サル、イルカになり、曲に合わせてまねをする。体もすっかり温かくなった。
工作コーナー「ビュンビュンロケット」では、牛乳パックをロケットにし、おりがみでオリジナルロケットを作り、ゴムで小型ロケットを飛ばす遊び。3組ずつどこまでロケットが飛ぶか競争が行われ、しおりちゃんとパパが優勝し、手作り優勝カップが贈られた。
「パパと一緒にシュートを決めろ」は、動物の描いてあるゴールにボールを蹴るゲーム。ここに当てると宣告したところに見事当てると、「技ありシール」がもらえる。
見事、「技ありシール」をもらった本間さん家族は4人で参加し、「2回目の参加で、私が申し込んだ。家での遊びは限られているので、広い所でいつもと違う遊びを子どもと一緒に体験できた。子どももお父さんと接する事で嬉しそうだ。今年もこの企画を待っていて、楽しい企画だと思う。お父さんも技ありシールをもらい楽しんでいる」とお母さんも笑顔で話す。
最後に、「ミュージック ペープサート『うさぎ ブギウギ』」を披露。子ども達は、楽しいペープサートに見入っていた。奥沢保育所長がうさぎに扮し、手作り金メダルを、子ども達ひとりひとりの首に掛け、会は終了した。
初めて参加した川村さんは、「子どもと楽しく遊ぶ事ができた。日曜日しか休みがなく公園で遊んだりしてるが、これからは寒くなる。次回も応募したい」と笑顔で答えた。
同保育所の稲葉所長は、「お父さんは、日頃なかなか子育て支援センターへ訪れる機会がないので、お父さん向けに子どもと一緒に楽しんでもらおうと日曜日に開いた。楽しそうな表情が沢山見られたので、喜んでもらえたと思う。”育メン”という言葉を聞くが、いろいろな場面で子どもと一緒に楽しみ、子どもの笑顔を見てもらいたい」と話した。
子どももお父さんも、共に有意義な休日を過ごしていた。