力作53点並ぶ ニッコールクラブ小樽支部写真作品展


nikkorclub1.jpg ニッコールクラブ小樽支部(本郷正利支部長)第3回写真作品展が、市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー1で、12月7日(水)から11日(日)の10:00から17:00(最終日16:00)まで開かれている。
 同支部は、平成20年4月に発足し、現在会員16名。作品展では、14名53点の作品を展示している。
 「ニッコールクラブ」は、世界各国のニコン愛用家が作っている会で、北海道では連合会が発足して29年目。札幌に2ヶ所、芦別、十勝と、小樽は道内では5番目に発足した。支部会員は、「ニッコールグラブ」会員であることが前提となる。以前から札幌支部会員で小樽支部へ移籍した会員が多く、写歴30年以上のベテラン揃い。各会員の個性が豊かで、ネイチャー、人物など得意な分野から、それぞれの自信作を出展している。nikkorclub2.jpg
 夏や秋の風景をバックに、ナキウサギの写真4点を出展した吉田義則さんは、黒岳・旭日岳とナキウサギの出没ポイントを長年の経験から知り、400mmのレンズを手持ち連写で、見事に撮影している。「自然を写すのが好きで、羅臼や根室へ毎年数回行っている。山岳風景も写している。山頂でしか見る事の出来ない風景を知る事ができる。今回のナキウサギの作品は、背景にも気を使っている」と話す。
 ニッコールクラブ幹事長・北宏保さんは、写歴44年。今年、59回ニッコールグラブ写真コンテストで、初めて準特選を受賞した。
nikkorclub3.jpg 「全国レベルでの写真展では、発想を変えないと、審査員の目にとまるような写真は撮れない。良い写真は、偶然では撮れない。これを写そうと決め、常に考え毎日歩いた。震災後のCMで「見方を変えよう」という言葉が耳に残り、見方を変えてみた。白い綺麗な雪ではなく、汚れた灰色の雪に着目し、4枚の組写真にして出展した」と準特選の写真への思いを語る。
 また、今回の写真展では、「美術館で初めて開催し、前回の30点から53点に増え展示した。これを機会にもっと内容を良くして、開催も秋の天候の良い時期にし、もっと沢山の市民に見てもらいたい。ニッコールクラブのPRにもなり、16名の会員を20名くらいに増員したい。写真を見ることによって勉強になる」と話していた。