歳末特別警戒 「わんわんパトロール隊」出動!


dogpatrol1.jpg わんわんパトロール隊」が出動する歳末特別警戒の出動式が、12月15日(木)17:30から、小樽警察署(富岡1)3階武道場で開かれた。会場には、中松小樽市長をはじめ、小樽市防犯協会連合会会長、小樽警察署少年補導員、各地区の自主防犯パトロール隊など、総勢125名が出席した。
 加賀良小樽警察署長が、「今年の管内の刑法犯の発生状況は、11月末では947件発生し、昨年に比べ86件増えた。内容は、車上荒らしや家の中に入って泥棒をする事件が増えている。検挙件数は417件と、昨年より88件増え、犯罪が増えた分捕まえた事になる。全体を見ての検挙数は44.5%、昨年より5.8%増えている。交通関係では5名が亡くなり、怪我をした人は409名と、昨年に比べ100名少ない。これも、みなさんの協力の成果だと思う。夕張では、郵便局強盗が発生したが、みなさんの力を借りて年末に向けて、大きな犯罪が起きないようによろしくお願いします」と挨拶。
dogpatrol2.jpg 中松市長は、「事故・犯罪が起きないように守っていただき感謝している。各種イベントにおいても、警備や交通整理でもお世話になり、イベントが上手く進んでいる。交通安全対策もしっかりとした取り組みが行われ、感謝している。実家の近くの郵便局で事件か起きたと聞いている。年末年始は、事件・事故が多い。今日は、多くの人に参加してもらい、小樽市民が安心して暮らせるように啓蒙してもらいたい。小樽での65歳以上は、31.87%と極めて高く、10万都市での先頭を切っている。高齢者を狙った振り込め詐欺や引ったくりなどが多いが、このような事がないように守ってもらいたい。今後とも市民が安心して安全に暮らせるようにお願いしたい」と話した。
 この後、雪の降る中、小樽警察署をスタートし、合同パトロールが行われた。10頭の犬連れで参加した「わんわんパトロール隊」と共に、寒さの中、都通り商店街などを練り歩いた。
dogpatrol3.jpg 「わんわんパトロール隊」とは、 幼稚園児・小学校低学年児童に対する犯罪を未然に防止し、登下校時の安全を守るため、平成16年10月に、小樽市警察署・生活安全課が、独自の犬のおまわりさん「わんわんパトロール隊」を結成した。
 主な活動として、登下校時の安全を守る・犯罪防止・ゴミ拾い・セラピー活動・ボランティアなど、日常の犬の散歩時に出来る範囲で行っている。
 富岡町の水野さんは、「犬を連れて幸町や新光からも参加している。犬もこの時期、パトロールするのが分かり、『わんわんパトロール隊』のリードをつけると、行こうというしぐさをする。このようなパトロールに、犬も参加し歩いているんだよと、犬を見て和んで欲しい。何でも継続する事が大切である。これからも参加し続けたい。」
 幸町の高橋さんは、「歳末パトロールに、犬を連れては初めてで、ねりこみの時には参加している。犬も年々歳を取り大丈夫かなと思うが、ちゃんと歩いてくれるので、今後も続けたい」と感想を話した。