新幹線・札幌延伸にGO! 国交省が認可・着工決定


 小樽市に新幹線がやって来る。24年後のことだけど。
 国土交通省は、12月26日(月)、「整備新幹線の取扱いについて(政府・与党確認事項)の決定について」を発表。北海道・北陸・九州新幹線など3整備新幹線の未着工区間についての「基本的な考え方」と「各線区の取り扱い」を決定した。
 これにより、北海道で悲願だった新幹線の認可・着工に、国のGOサインが出されたことになり、新函館・札幌間211km、最高速度260km/hの道新幹線が、総事業費16,700億円で建設されることになった。平成24年度に着工し、整備期間を北海道新幹線は、平成24年から平成47年の24年間程度としている。
 延長211kmのうち、トンネル区間は約160kmの約75%を占め、窓の外の景色がほとんど見えないトンネル連続の新幹線となる。
 小樽には、奥沢の天神地区に新小樽駅が設けられることになっているが、小樽駅からは距離が離れていることと、駅舎建設の地元負担が強いられることなどで、市議会などでも論議を呼んでおり、今後の行方に注目される。
 この国の決定に対し、中松市長は「一日も早く札幌までの延伸が実現することを期待しています」とのコメントを発表した。
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 整備新幹線の取扱いについて(政府・与党確認事項)平成23年12月26日
 整備新幹線の未着工区間の取扱いにかかる申し入れ(参考)
 参考資料(PDF)
 北海道新幹線 新小樽(仮称)駅周辺整備構想(概要)