"アイマスクをつけて歩いてみよう" 疑似体験研修会

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 アイマスクをつけて歩いてみようと、視覚障がい者を疑似体験する研修会が、1月21日(土)10:00から、総合福祉センター(富岡1)4階研修室ほか周辺地域を会場に開かれた。
 雪道で実際に歩く体験を通して、障がいについて理解を深め、安全なサポート活動につなげ、人間として相手を思いやる心を学び大きな成長につなげていくことを目的としている。講師は、北海道視覚障がい者リハビリテーション協会代表・新井宏氏と新井久子氏。主催は社会福祉法人・小樽市社会福祉協議会。
 参加者12名が2名ずつペアとなり、アイマスクを交互に付けて、手引き者と視覚障がい者の体験をした。
 手引き者の基本は、
 1.横に並び同じ方向に立つ。
 2.誘導する側に近い肘の位置を知らせる。
 3.肘をつかんでもらう。
 4.半歩前に立つ。
 雪道は、細くなりがちで、ひとりが歩くスペースしかない場合は、
 1.肘を曲げ手首を背中に回す。
 2.後ろに立ってもらい1列となる。
 広い場所へ来ると、肘を元に戻し、基本の形となる。
 この2つをしっかりと覚える。左右どちらに立つかは、視覚障がい者に希望を聞き、又は、安全性を考えて立つ。
 手引きする側は、いつもより親切になり、丁寧になり、声も変わる。相手が見えない人だと特別扱いしてしまうが、やめるべきで、普通に接することが、いかに難しいことになるかを実感する。今回の研修で特別扱いをしている自分に気き、肩の力を抜き、普通に歩くことに徹する。肘の持ち替え方や方向転換、飛び石を跨ぐなどを実践する。また、言葉も大事で、時計の文字盤を使って、方向を知らせるのも1つの方法である。
 「アメリ」という映画の中で、新井講師の印象に残る場面が上映された。アメリが、視覚障がい者のおじさんに回りの状況を事細かく話ながら手引きし、おじさんが黄金に輝くシーンである。「人間が体験する中で、自分が変わると結果も変わる。綺麗な景色を見た時、どう言葉にするか、普段から訓練することが大切となる」と話した。
 昼食も講習の一環となり、午後からは、実際に雪道での体験をした。
 看護師を目指している桜陽高校3年生の岩井さんは、「初めて参加した。目の見えない人は大変だと思い、特別扱いしないのは何故だろうと思っていたが、アイマスクをつけて体験すると、自然に歩いてもらった方が歩きやすかった。見えない人は、見えない世界が当たり前で、そこから生まれる知恵があり、私達も学ぶことが多いと思った」と話していた。