小樽冬の風物詩 運河の蓮葉氷と雪捨て場の雪山



 −8℃台が続いた早朝の冷え込みにより、2月17日(金)、小樽運河に蓮葉氷が、その姿を現した。
 蓮葉氷は、小樽運河の冬の風物詩として、観光客や市民にも親しまれている。
 蓮葉氷が連らなるところもあれば、蓮葉氷が繋がり一面氷という所もあるが、浅草橋から中央橋まで楽しむことができる。

 前日からのものではなく、早朝に出来たと思われる蓮葉氷は、表面はシャーベット状の薄く凍った状態となった。
 いつも運河を見ている人の話では、前日の夜から凍り始めると艶のある蓮葉氷になるという。浅草橋正午の気温は、−3.3℃から−0.4℃と変動していた。
 もうひとつの冬の風物詩として、小樽港の中央埠頭と勝納埠頭を結ぶ勝納大橋の脇に、多きな雪山が出現している。

 勝納雪捨て場として、市内各所から雪が運びこまれ、海水に解ける間もなく、みるみるうちに雪山が大きくなっていく。この雪山は、降雪が多いことを物語り、運び込まれた雪で、真っ白な雪山が出来上った。
 今期最大積雪103cmを記録した2月16日(木)や、連日、雪捨て場には雪を積んだダンプカーが、続々と雪を運んで来ている。
 この雪山が小さくなる日が来れば、小樽にも春の気配が感じられるのだが、寒い日が続くことで、北国の春はまだまだ遠いようだ。