雪の手宮西小校庭 200個のあかり灯る


akaritenishi1.jpg 雪あかりを楽しむことを原点に、手宮西小学校(清水町5・澤本昌宏校長)では、PTAが中心となり「雪あかりの校庭」を、2月4日(土)15:00から行った。今年で6回目。
 澤本校長は「いろいろな考えがあると思うが、灯りをみんなで作り楽しむような、基本に戻ったイベントで良いと思う」と話した。校庭には、子ども30名、大人20名が集まった。子どもたちはグループに分かれて、大人にスノーキャンドルの作り方を教わりながら、制作に取り組んだ。
 あいにくの天候となり、ロウソクの火は風で消えたりもしたが、子どもたちは、自分たちで作ったスノーキャンドルの優しいあかりに灯された校庭を楽しみ、寒さを吹き飛ばしていた。16:30には、吹雪が続き体育館で暖を取った。お母さんたちが作ったコーンスープやお汁粉を食べながら、冷えた体を温め、フランクフルトを頬張りイベントを楽しんでいた。
 運営委員6年生の大村帆乃委員長は「天気が悪くて、ろうそくがすぐに消えてしまって残念だった。今年は、ゲームなどがなく、グループに分かれてスノーキャンドルを作った。1年生からずっと参加している。楽しかった」と感想を話した。
 風で消えたあかりを灯そうと、校長やPTAは吹雪の中で作業を続けていた。「てにし」と灯りで模られた文字が、夜が深まるとともに浮かび上がり、地面には、スノーキャンドルからのあかりが温かく灯されていた。
 芦崎愼治PTA会長は「あかりのイベントを盛り上げたいので、今までの雪あかりとは違い原点に戻ろうと、ゲーム等をやめてあかり作りをメインにした。塩ビの筒に雪を詰めて模ったり、4種のスノーキャンドルを作った。大人が子どもたちに教えてあげようと灯り作りに集中した。そして、体育館では、体を温めるものを提供し、みんなで楽しむことができたと思う」と話した。
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