北海道チャレンジ企業賞『経営革新部門』受賞 田中酒造


tanakasyuzo.jpg 北海道では、道内中小企業の活性化を図るため、果敢に挑戦し、創業まもない企業や経営革新に取り組む企業など、他の模範となる企業を「北海道チャレンジ企業」として表彰している。本年度は、全道より15社の応募があり、「創業部門」は4社、「経営革新部門」は3社の受賞が決まった。
 小樽の田中酒造株式会社(色内3)は、「経営革新部門」を受賞し、2月2日(水)に、北海道知事より表彰状が授与された。その報告会が2月24日(金)13:00より市長室で行われた。
 同社は、110年以上、酒製造業を営んでいるが、既存製品分野に留まることなく、幅広く事業を展開。吟醸酒新酒は、高い評価を受けている。道内の特産原料、梅や小麦を使った酒類を製造、東南アジアへの進出。漬物、魚醬油、塩麹は、人気が高い。現在開かれているおたる雛めぐりの実行委員となり、同店舗にお雛様を飾り、観光が冷え込む時期に、多くの女性客が訪れ、小樽の文化的な祭りに繋げるよう努力している。
 中松市長は、「いろいろなことにチャレンジしている。日本酒に関わらず、素晴らしいと思う。経営革新部門で表彰され、仕事に対する取り組みが高く評価されたと思う。」
 田中一良代表取締役は、「企業人として評価されると、利益以上に嬉しい。北海道知事からの表彰で大変光栄である。酒造技術や醸造技術に力を入れ、会社が盛り上がり、精神的な部分でも励まされた」と受賞の喜びを語った。