小樽市では、教育支援活動推進事業として、学校支援ボランティアを募集し、絵本の読み聞かせや花壇整備、伝統芸能の指導などを行っている。小樽市立色内小学校(安井能彦校長・稲穂5)では、朝の8:35より地域や学校支援ボランティアによる読み聞かせを、週4回開いている。
3月1日(木)は、安齋哲也市議会議員のインターン生・小樽商科大学1年の本間公輔君と、北海道大学1年の峰尾光人君が、6年1組(19名)の教室で読み聞かせの会を開いた。今後、学校支援ボランティアに登録し、継続できるようにと体験も兼ねて行われた。
初めに本間君が、「ちびゴリラのちびちび」を読み、続いて峰尾君は、「天の笛」を読み聞かせた。教室は静まり返り、読み手の声だけが響き、みんな物語の世界へ入り込んでいた。読み終わった後、「本を読んでいる人の声が大きくて良かった」、「2冊の本はとても良い話だった」、「天の笛の長い文章をすらすら読んで良かった」と子どもたちは感想を話した。
本間君は、「読む前はどうなるかと思ったが、みんな聞いてくれて緊張が和らいだ。今後このような機会があれば参加したい。楽しかった」
峰尾君は、「長い物語なので早口になった。子どもたちの感想を聞いて、内容が分ってくれたようで良かった。『天の笛』の絵本を選んだ理由は、みんなのために自分がするという姿勢を分ってもらいたかった」と話した。
小樽市教育支援活動推進事業運営委員会・地域コーディネーターである中川めぐみさんは「『ちびゴリラのちびちび』を選んだ理由として、あなたたちは、愛されて育ったんだよとメッセージを感じて欲しかった。学校を開かれたものにするためにも、地域の人や学生が入ることで、子どもたちが人との繋がりを持つことは、大事だと思う」と話した。