市内小学生946名卒業 6年間の思い出に涙


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 小樽市内27校の小学校の卒業式が、3月17日(土)から20日(火)にかけて行われる。946人(男子450人・女子496人)が卒業し、6年間の母校での思い出に涙している。
 市立色内小学校(安井能彦校長・稲穂5)でも、19日(月)10:00から同校体育館で、全校生徒と保護者、関係者が出席し、19名の卒業生が新しい門出の日を迎えた。
 真新しい中学校の制服で、おめかしした卒業生は、ひとりひとり壇上に上がり、安井校長から卒業証書が授与され、握手を交わした。
 安井校長は「堂々と手にした卒業証書は、努力と成長の証。昨年4月にこちらへ赴任し、何事でも一生懸命に取り組む姿に感動した。皆さんの道は、まだまだ未来へと続く。ゆっくりと慌てずに歩いてほしい。転ぶこともあると思うが、みんなで歩くこの道、確実に一歩一歩足を運んでほしい。そこには、心通わす友や勇気や笑顔をくれる家族がいて、夢や希望が広がっている。金子みすずさんの詩『このみち』をはなむけの言葉として贈る」とエールを送った。0319ironaisyo2.jpg
 中川めぐみPTA会長は「『ありがとう』を学級目標にたて、下級生や先生、地域の皆さんに『ありがとう』を言えたね。温かい気持ちで言えたと思う。回りの人から『ありがとう』と言ってもらうと、温かい気持ちになれたね。『ありがとう』を言ってもらえるようになってくれることが、親としての願い。ずっとそうあって欲しいと思う。親としても成長してきた『ありがとう』と、すべての家族の皆さんがそう思っていると思う。これからも保護者の皆さんと協力して、サポートしていきましょう。昨年は、130周年の節目の年を最上級生としてしっかりやり遂げる力をつけてもらった。自覚と責任が芽生えた1年となった。すべてが子ども達のためにという思いで、先生達が子ども達に指導してくれたことに感謝し、私も子ども達と一緒に卒業する」と涙ながらに祝辞を述べた。
 その後、在校生と卒業生が向い合って座り、1年生から大きな声でゆっくりと声をそろえて、クラブ活動や学芸会、色内こども祭りの思い出、卒業生との思い出に、感謝の言葉を次々と呼びかけた。
 卒業生も、1年生の入学時から各学年での思い出、6年生となり、リーダーとして活動し、130周年記念行事、運動会や学芸会、修学旅行の思い出に浸った。沢山の思い出を作れたのは、在校生と先生、家族のお陰と、卒業生は「ありがとう」の歌を歌った。涙する児童も多く見られ、「世界が1つになるまで」をみんなで歌い終了した。
 卒業生の保護者は、「6年間はあっという間だった。良いクラスだった。どんどん人数が少なくなっていく中で、その分繋がりが深いと思った。これから中学、高校と進む中、人との繋がりを大切に頑張ってもらいたい」と話していた。
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