北照会議室の声援届かず テレビ応援会で熱いエール



 雨のため1日延期となった光星学院(青森)対北照高校(小樽)の甲子園の選抜試合が、25日(日)第1試合8:31から始まると、北照高校(最上2)2階大会議室では「テレビ応援会」が開かれ、30名が揃いの帽子をかぶり、スティックバルーンを鳴らし、熱い応援を送り、試合を見守った。
 光星学院に、初回に先制点を取られ、3回にも2点タイムリーで加点、光星学院の先発城間は、粘り強い打たせて取る投球だった。北照先発大串は、4回以降は、無得点に抑え、テンポの良い投球を見せた。7回、8回とチャンスが続いたが得点にはならず、9回、3番高山センターフライでアウト、4番小林はフォアボール。5番佐藤でノーアウト1塁、2塁。6番富田はライト前ヒット。2塁ランナーが本塁を狙うがタッチアウト。会場には、興奮した声援が響いた。次こそと応援に熱が入るが、7番和田ピッチャーゴロ、2者残塁3アウト。27回めのアウトを取られた瞬間試合終了。完封負けとなった。終盤のチャンス、にあと1本が出なかった。
 北照のタオルを頭に巻き自前の太鼓を叩き、熱い応援を送った中村勝彦さん(65歳)は、「悔しい。点を取るタイミングがずれてしまった。夏に向けて期待に応えるように練習してもらいたい。神宮での優勝校に食らいつき、1点も入らず悔やむが、良い薬になった。悔しさをバネにして練習に励んでもらいたい」とエールを送った。
 同校鈴木貴博教諭は「頑張ってくれて感動した。選手は、普段学校で見る顔と違い、凛々しくきりっと武士のようで心意気を感じた。とても素晴らしい試合だった。全力を尽くしたと思う。『おかえりなさい』と出迎えたい」と話した。