新市立病院建設に談合情報 予定の大型入札中止


 小樽市(中松義治市長)が進める豪華新市立病院建設の本体工事など、約50億円の大型入札を前に、具体的な共同企業体の落札業者名を挙げた談合情報が市内に流れ、本社にも電話が寄せられた。
 新市立病院建設のための本体建築工事の入札は、3月5日(月)に予定されていた。すでに入札参加申込みも終わっていたが、市は、参加業者名は入札終了後でなければ発表しないことを、市議会で明言していた。
 しかし、市内の情報通の間では、共同企業体(JV)の具体的な名前が公然と語られ始めており、その信憑性に関心が集まっていた。
 この問題で議会質問を行っている成田祐樹市議(一新)のところには、3月1日(木)夜になって、病院局から入札の中止が知らされた。これにより、予定していた新病院の大型入札が急きょ中止に追い込まれたことが分かった。
 同規模の新病院建設で、他市の倍額もかけた無駄使いが明らかになった小樽市の新病院建設が、思わぬ所から火の手があがったことで、今後の展開が注目されることになった。
 平成23年度小樽市工事発注見通し(12月21日現在)
 新市立病院建設工事に係る発注方法等について
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