後志吹奏楽フェスティバル 春分の日に演奏会



 第9回後志吹奏楽フェスティバルが、3月20日(火)、小樽市民会館(花園1)で開かれ、総勢370人が、日頃の練習の成果を披露した。会場には700人が訪れ、春分の日の演奏会を楽しんだ。主催は後志吹奏楽フェスティバル実行委員会。
 後志管内の中学生から一般まで21団体が参加し、18プログラムが行われた。市内からは、双葉・桜・朝里・銭函・青園中学校、双葉・商業・桜陽・潮陵・明峰高校、後志管内からは、美国・古平・倶知安東陵・余市旭・倶知安・岩内第一・岩内第二中学校、岩内高校の吹奏楽部が出場した。一般は、後志インストラクターズバンドと、会場準備に携わっている小樽ウィンド・アンサンブルが出場した。
suisougakuFs.jpg 小樽ウィンド・アンサンブルで指揮を務めている佐藤誠一実行委員長は「それぞれの吹奏楽部では、秋に3年生が抜け、残ってる1、2年生は、来年度に向けて音づくりをしている。この時期の演奏会がないので、新しいチームでの発表の場を作り、後志の吹奏楽の発展のためにフェスティバルを開いている」と話す。
 積丹町立美国中学校吹奏楽部は、1年生7名と2年生4名の11名で出場し、「急☆上☆Show!!」「風は吹いている」「Sing Sing Sing」の3曲を演奏した。指揮を務めた矢崎勝徳顧問は「スクールバスの帰りの時間が17:30なので、練習する時間があまりなかった。メンバーの1人が転校することになった。その生徒はフルートを演奏していたが、3年生が抜け、チューバに変更し、2〜3ヶ月練習に励み、1月8日の北海道アンサンブルコンクール札幌地区大会に8名で出場し、銀賞を受賞した。今日が最後の演奏会となりとても残念に思う」と話した。
 小樽ウィンド・アンサンブルの関代表は「毎年この時期に開催され、春が楽しみ。吹奏楽での後志の集まりを作りたいと開催している。子ども達が一生懸命に演奏している姿を見てとても嬉しく思う。3年生がいなくなりメンバーが少ない分、ひとりひとりの演奏が大変となる」と話していた。