量徳小の閉校 潮見台小と花園小が新たなスタート


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 学校再編に伴い、平成24年3月31日で創立138年の幕を閉じた量徳小学校の児童は、新学期より潮見台小学校(早川紀美校長)と花園小学校(寺澤真校長)に通うこととなり、「統合の会」がそれぞれで行われた。
 花園小学校では、13:30から同体育館で行われた。新1年生を含む91名が移り、計304名、通常学級12、特別支援学級4となった。明日の入学式を前に、体育館には2年生から6年生の児童と先生・保護者・教育関係者らが参加し、新たな門出を見守った。潮見台小学校では、新1年生を含む11名が移り、計194名、通常学級8、特別支援学級2となった。
 初めに、高木正一教育委員長が「友達を通して、社会性、協調性を学ぶ環境を充実し、確かな学力を育成する環境が整備される。花園と量徳の良き伝統を共に受け継ぎ、より素晴らしい学校となるように勉強、スポーツに励んでもらいたい」と述べた。
 寺澤校長は「新しい花園小学校がスタートする。学校に息を吹き込むのは皆さん。お互いの良さを認め合い、助け合いながら、笑顔いっぱいの学校を作っていきましょう。学校目標の設定や、教育活動に至るまで、子ども、保護者、地域の皆さんと、思い・願いを沢山活かした学校づくりに取り組んできた。学校統合は、保護者、地域の皆さんが参画した学校づくりで、開かれた学校づくりだと思う。新しい学校へは期待もある反面、不安もあると思う。健やかな成長のために、保護者の皆さんと手を携えていきたい。子ども達が、ワクワク、ドキドキしながら学校に通い、自己の成長を実感できるような魅力的な学校づくりをしていきたい」と述べた。togoschool2.jpg
 児童を代表して、6年生の清水大暉君と大利泰生君は「私達は、同じ学校の仲間になった。早くみんなと仲良しになって花園小学校を笑顔いっぱいにしたい。そして、花園小学校の最高学年として、引っ張っていけるように頑張りたい。ひとりひとりの笑顔が溢れ、みんなきらきら輝く学校になれるよう、今日から力を合わせて頑張っていきます」と元気に述べ、温かい拍手が沸いた。
 清水君と大利君によって、教育目標の幕が外され、披露された。「笑顔いっぱい いのちかがやけ 花園の子」と、地域住民や保護者にアンケートを取りみんなで考え、この春卒業した65回目の卒業生が制作し寄贈した。みんなの思いが込められた教育目標を胸に、新しい花園小学校がスタートした。
 6日は、各小中学校で、それぞれ入学式が行われる。