第35回どんぐり会水彩画展 市立美術館市民ギャラリー


donguri1.jpg 第35回どんぐり会水彩画展が、4月11日(水)から15日(日)の10:00〜17:00(最終日16:00)に、市立美術館(色内1)1階市民ギャラリーで開かれている。
 仕事を退職した仲間が絵を始め、どんぐりの背比べと言う意味から付けられた同会は、小樽市老壮大学水彩画科の受講生が、1年間の集大成を発表、毎年この時期に開催している。
 今回は、受講生33名の59作品と、講師2名の2作品、6号から20号サイズの水彩画を展示している。
 福祉センターと日赤センターの2つのクラスに分れ、週2回3時間ほど、デッサンやそれぞれのテーマで作品を作り上げ、楽しく描くことを目標に、みんなで話し合いながら制作している。
 百合が原公園や積丹へ行ったり、市内ではなえぼ公園、祝津で風景画を描いたり、6月から10月の暖かい季節は外出することも多い。絵を描くことは、ボケを遅らせる効果があると、参加者は元気に取り組んでいる。donguri2.jpg
 身近な植物やコーヒーセット、鰊、人形、小樽運河、積丹海岸の夕陽など、水彩画の優しいタッチで描かれている。杉山英二さんの作品「紅葉の公会堂」・「小樽公園」は、公会堂の紅葉と見晴らし亭付近の緑がどれも色鮮やかに描かれている。どの作品も綺麗な色使いで、作者の楽しさが伝わる作品展となっている。
 どんぐり会の佐々木文彦代表は「自然があり、色使いも豊かで、心も豊かになる。上手下手は関係なく、楽しみながら絵を描いている。一緒に入学して絵を描きましょう」と話す。
 市内の女性は「みんな素敵な絵だった。一生懸命描いている。技術的にも上手だった」と作品を鑑賞していた。