古屋教室第11回絵画展 作品35点を展示


furuyagallery1.jpg 古屋ギャラリー(花園4)では「古屋教室第11回絵画展 」を、5月22日(火)〜27日(日)10:00から17:00まで開催中だ。
 同ギャラリーを経営する道展会員の古屋五男氏(75歳)が指導する古屋教室では、中学1年生から80歳までの25名が学んでいる。花や果物、鮮魚、人物をモデルに、月4回、基礎的な表現のコツを学びながら、さらに構図などを研究し、自分らしい表現ができるよう努力している。
 今回は、21名の水彩画と油彩画35作品を展示している。古屋氏は「普段の学習ぶりを見てもらいたい。出来るだけ明るく表現してもらおうと、努めて明るく楽しくが教室のモットー」と話す。
furuyagallery2.jpg 教室では、会員がモデルになり、人物を描くことが多い。時には、古屋氏もモデルとなることもあるという。ポーランド男性をモデルにした写生会での作品を数点展示し、どれも描く人によって違った人物に見える。生きたカニやイカ、ニシンを題材に、それぞれの特徴を捉え描いた作品があり、来場者を楽しませている。
 鹿島和子さんのセタカムイの作品は、ペンディングナイフを使い、力強い作品。岩が犬の遠吠えをしているように見える伝説があると、絵から話が弾む。イカの作品は、生きていたイカを市場から古屋氏が用意し、活きの良いふっくらとしたイカの特徴を捉えた作品。今年6月には、鹿島さんと同教室の会員と二人展の開催を予定している。
 市内女性は「ニシンの腹のふくれ具合が美味しそう。獲りたてのようで細かい所まで描かれ、感心している」と感想を話した。