小樽市総合博物物館(手宮1・青木良英館長)では、5月5日(土・祝)のこどもの日に、蒸気機関車アイアンホース号の車掌と機関士の体験会を、11:30・13:30・14:30・15:30の4回開いた。
保護者と離れて、スタッフと一緒に行動できる子どもが対象。2009年に同号の生誕100年を迎え、その年から毎年行われ、昨年は、鉄道の日に併せても体験会が開かれ、大変好評のイベントとなった。こどもの日のため、入館料は高校生以下無料。
北海道鉄道発祥の地の同館構内は、桜が満開となったが、朝からあいにくの雨が降り出し、肌寒い日となった。アイアンホース号の出発30前から中央駅前で受付を開始。10分前に抽選が行われ、体験を希望する子どもたちが、11:30の便には、車掌4人、機関士16人が申し込んだ。13:30便には、雨も上がり、車掌3人・機関士14人が申し込み、幸運を射止めた各1名は、笑顔で体験に挑んだ。
それぞれに車掌と機関士の制服を着て、車掌は、出発の合図、連結の誘導、転車台の確認を体験し、機関士は、機関室の助手席に同乗し、信号確認や鐘を鳴らす体験をした。
構内往復400mのコースを20分間にわたり、車掌や機関士の貴重な体験をし、こどもの日の良い思い出となった。
機関士体験をした高島小学校4年生の川﨑美紅さんは「1年に何度かアイアンホース号に乗車している。機関士を体験して、緊張したけど楽しかった。機関室はすごかった」と笑顔で話した。
GW期間中は、1日1,000人以上がアイアンホース号に乗車し、大変な人気となっている。
アイアンホース号は、平日は11:30・13:30・15:30、土・日・祝日は、11:30・13:30・14:30・15:30の運行となる。5月21日(月)は、整備点検日のため運休する。