手作り品200個被災地へ 小樽しりべしシニアネット


shiribeshiseniornet.jpg 小樽しりべしシニアネットの手工芸クラブ(及川洋子部長)では、震災被災地へ、手作り小物入れを200個贈ろうと、6月28日(木)13:00から17:00まで、勤労女性センター(花園2)3階研修室でクラブ員8名が制作に励んだ。
 同クラブでは、被災した方々へ何かしようと考え、練習していた小物入れを贈ることを提案し、総会で決定した。初冬に向けて、毛糸の手編み足カバーも同時に贈ることにしている。
 小樽しりべしシニアネット(川内恒子会長)は、平成15年2月に設立し、現在会員153名。「シニア同士が、コンピュータやインターネット等の情報通信技術を学び、お互いに教えあい、学びあいの精神で」を特徴としている。
 手工芸クラブは、現在22名の会員。月1回例会を開き、巾着、ポンチョ、カフェエプロンなどの作品作りに励んでいる。
 今回の小物入れは、以前例会で制作したもので、使わなくなった着物の生地のおくみ幅を利用し、型紙に合わせ切り取り、アイロンで接着芯を貼って補強し、ミシンをかけ完成。会員は、それぞれのパートに分れ、流れ作業でテキパキと作業をこなしていた。横16.5cm、縦10cmの保険証や通帳が入る程度の大きさで、着物の柄を活かしたおしゃれなものが次々と出来上がっていった。
 80歳代の会員女性は「10年前から入会し、いろいろなクラブに入り、学習会ではパソコンのノウハウを学び、パソコンで絵を描いたりした。今回は、少しでも被災地の方々と気持ちを分かち合い、手助けになればと参加した。空襲を経験し、今回の地震も経験している友達が被災地にいるので、被災地への思いが強い」と話した。