全道中学生による『海の絵画展』 長崎屋小樽店

 全道中学生による「海の絵画展」が、7月13日(金)から20日(金)まで、長崎屋小樽店(稲穂2)1階公共プラザで開かれている。「第49回全国中学生海の絵画コンクール」北海道審査会において入賞した作品40点を展示している。主催は社団法人北海道海事広報協会。
 海の月間(7月1日~31日)と海の日(7月16日)に合わせ、生活と密接に結びついている「海」の重要性を、広く国民に周知し、関心と理解を深めてもらうことを目的としている。国土交通省が中心となり、海事関係団体、地方公共団体等の協力で、期間中さまざまなイベントが開催されるが、海の絵画展もそのひとつ。
 海や船の役割りに対する理解と関心を持ってもらおうと、「海の絵画展」は毎年開催されている。今年は6月15日を締め切りとし、全道25中学校329点の応募の中から、6月18日に審査が行われ、金賞1点、銀賞3点、銅賞6点、佳作30点を選出。
 銅賞以上の10点を、公益財団法人日本海事広報協会が主催する「第49回全国中学生海の絵画コンクール」に応募したところ、留萌市立港南中学3年生の石﨑瑛君の作品が、全国船舶無線工事協会会長賞に選ばれた。室蘭市立桜蘭中学校3年生の旭岡茉耶さん、同・佐藤凛菜さん、留萌市立港南中学校3年生の檜森桃花さんの作品が佳作に選ばれた。毎年、道内から全国コンクールで入賞をし、今回も審査員から「力強い作品」と講評を受けている。
 テーマは海にまつわるもので漁師や船、海の生き物を独自の感性で描き上げた力作揃いの絵画展となり、買物客は足を止め鑑賞していた。ここ数年、市内中学校からの応募はなく、海のある小樽や管内からの応募を関係者は期待している。市内主婦は「素晴らしい作品ばかりで感心している」と話していた。